中野章三コラム

22.ハリウッド映画、大人の世界

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22.ハリウッド映画、大人の世界

 

 一般封切りでもう一本、“第三の男”で、満員の映画館で立って見たものです。これも人気の映画で、白黒の暗いミステリアスな画面と主題歌が好きで、
この二本立ては立ち見でしたが、何か得をした気持ちになりました。ロードショー館は高いので、ミュージカルは仕方が無いのですが、
他の映画は二本立ての映画館専門でした。

 

 好きな女優さんは他にはスーザンヘイワード。赤毛の気性の激しい役が多く、その内の一本“タルサ(油田)”。
大きな牧場の娘が油田から流れ出た油で牛を死なし、又噴き出る石油の事故で父を失い、父親の敵と立ち向かい大きな油田を作るまでの話です。
オクラホマの油田の中心地タルサの20年代を見せたスペクタクルな映画で、好きな映画の一つです。

 

 “愛と血の大地”
 19世紀南北戦争の動乱の中、大地主の孫娘の激しい恋と家系を守り通すメロドラマ。この映画は、
本当はスーザンが風と共にさりぬのスカーレット役にほぼ決まっていた所、ヴィヴィアン・リーに代えられた為、似たような女性映画をと出来た作品で、
背景が風と共にさりぬに似ているスーザンの代表作です。

 

 “愛欲の十字路”“キリマンジャロの雪”
 この二本はグレゴリーペックとの主演作品で、“キリマンジャロの雪”はペックを巡って第一の恋人エヴァガードナーとの悲恋、
第二の傲慢な女性ヒルデガードネフとの金の為の火遊び的な恋、そして第三の女性がスーザンで、
キリマンジャロの麓で生死を彷徨ってスーザンの献身的な愛情でハッピーエンド。

 

映画では、過去と現在をフラッシュバックで描き、パリ、スペイン、リビエラ、アフリカと、闘牛や猛獣狩り、それにラブシーン。
作品の出来はそれほど良くはないのですが、私は好きで何回もみました。グレゴリーペックとエヴァガードナーとの出会い、
二人がくわえた煙草に火をつけるシーンのバックに咽び泣くようなサックスが流れていて、なんとロマンチックな、これこそ大人の世界、
さすがハリウッド映画だと心ワクワクしました。



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