中野章三コラム

10.ダイナミックなジーン・ケリー

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10.ダイナミックなジーン・ケリー

 

 「踊る海賊」は、タップダンスシーンはなかったけど、アクロバティックなダンス、アステア氏とは違ったダイナミックなダンスに圧倒されました。
 ラスト近く、黒人兄弟のニコラス・ブラザーズとの3人のアクロバットを取り入れたダンス"ビーアクラウン"、兄が観てきて「すごいぞ!」と言ったのであとで一人で観たのですが、ワクワクしてこのダンスのためもう一度観てしまいました。

 

 大好きなジュディ・ガーランドの”ブラックザマココ”ジーンに催眠術をかけられ心に想っている海賊を慕った歌で、踊り歌うこの催眠術が伏線になっていて、好きになってしまったジーンの役者を助けるラストまでテンポが速く、あっと言う間にエンドになってしまう。

 

 これぞミュージカル!!色々なスタイルのミュージカルがあるものです。もう、歌や踊りがないと観て損をしたような気持ちになったものです。

 

 ジーン・ケリーの人気で次にすぐ「踊る大紐育」が封切られ、飛んで観に行きました。
 3人の水兵のニューヨークの一日。この映画で初めてニューヨークで唄うシーンを実際にロケーションをしたのだそうです。
 観ている自分もジーンやフランク・シナトラと一緒にニューヨークの街に行った気分で、もう嬉しくてたまりませんでした。

 

 博物館でのアン・ミラーのタップダンス!!ジーン・ケリーとベラ・エレンのソフトシューズの楽しいタップ。”A DAY IN NEW YORK”のダンス・シーン!ジーン・ケリーの振り付けもブロードウェイの舞台のバレエシーンとはまた違ったモダンな躍動的ダンスでこの日は3回観てしまい、帰りには京都の街を一人で歌を憶えて★ニューヨーク・ニューヨーク・ワンダフル・タウン★だけですが、唄いながらステップして家に帰ったものです。

 

人のあまり歩いていない道では、踊っていたんだろうと思います。もう、ダンスしか自分にはない、ダンスが自分の一生に与えられた運命なのだ!なんて大袈裟に思い、とうとうタップダンサーで生きてきてしまいました。

 

 12歳くらいの子供が、タップダンスに夢中になれたのは、やはり幸せといえるでしょうね。フレッド・アステアとジーン・ケリーのタップダンスをスクリーンで観なければ、また人生も変わっていたでしょうか?



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