中野章三コラム

8.あこがれの女優達

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8.あこがれの女優達

 

「汚名」
ケーリー・グラントとイングリット・バーグマンのながーいキスシーンは、12歳の僕には刺激が強すぎました・・・。でもキスが見られるのも、また、映画を見る楽しみの一つです。イングリット・バーグマンの美しさ、高い綺麗な鼻。

 

「ガス燈」
バーグマンも綺麗でした。屋根裏からの足音や、明かりが消えそうになったりする中で恐怖におののいてノイローゼになっていくヒロイン・・。アカデミー主演女優賞をとった素晴らしい演技で、好きなスターの一人でした。
もう一人あこがれた女優はモーリン・オハラ。総天然色テクニカラー女優と言われた程きれいで、「海賊バラクーダー」での赤毛の気性の激しいお姫さまや、「海の征服者」での美男子タイロン・パワーに恋する、やはり気の強い女性。

 

「バグダッド」「船乗りシンドバッドの冒険」
この2本は、アラビアンナイトもの。主演のダグラスフェアバンクスJr.ならずとも好きになってしまうほどで、彼女の出演している映画ならとんでみに行きました。 

 

「大城塞」
ジョン・ペイン、男前のスターの一人です。

 

「コマンチ族の怒り」
マクドナルド・ケリーと「西部の王者」ジョエル・マックリー。西部男の代表のようなバッファロー・ビルに大尉の娘が口説かれて結婚。後年バッファロー一座のショウで世界を回るという、ちょっと変わった夫婦愛のストーリー。二人が顔を見合わせると、いつもニコッとウインクするのがとても良くて、ラストに歳をとった二人が、顔を見合わせてニコッとウインク。

 

まだ、子供だったのに涙が浮かんで、たまらなく好きな映画で2度も見ました。 

 

 男優ではグレゴリー・ペック「子鹿物語」厳しい母と厳格だが優しい父の中で、大きくなっていく少年。クロードジャーマンJr.がとてもうまくて良い映画でした。

 

「白昼の決闘」の無法者の弟役、「廃墟の群盗」「拳銃王」等の西部劇も良いけれど、ヒッチコックの「パラダイン夫人の恋」「白い恐怖」。記憶喪失の過去に、何かある男の影が・・。イングリット・バーグマンの女医の恋。女の愛をラストに明かすヒッチコックの演出の上手さ、この映画のペックはよかったです。

 

 西部劇ならこの人、「拳銃の町」「黄色いリボン」「アパッチ砦」「リオグランデの砦」のジョン・ウェイン。
「西部の男」「征服されざる人々」「北西騎馬警官隊」のゲイリー・クーパー。正義感が強く、弱いものを助け、悪い奴は絶対にやっつける男のなかの男。これぞアメリカ映画です!!

 

 時代劇や冒険モノでは「快傑ゾロ」「海の征服者」「狐の王子」「黒薔薇」のタイロン・パワー。美男子で、腕は強いがよく危ない目にあい、はらはらさせるニクイ男とか「血と砂」の若き闘牛士役、リタ・ヘイワースの妖艶な色香に溺れ、腕がおち、最後の闘牛で、牛にやられて死んでいく・・。こんな映画も観るんですからずいぶんおませなガキだったんだと思います。

 

 「雨ぞ降る」
 戦前に一度封切りして、戦後また来たときに観ました。
 マーナ・ロイ扮するインドの病院の女医が若き王子タイロン・パワーと恋をし、二人は一緒になれない悩み、大地震が起こった後、雨が降り続き、疫病が蔓延し、看病している彼女が患者の飲んだコップの水を飲み、そのために死んでしまう悲恋映画です。

 

 大地震の地割れや建物の壊れる特撮もすごかったです。

 

 このリメイク版の「雨のランチプール」ではリチャード・バートンとラナ・ターナー主演でした。カラーのシネマスコープで豪華版でしたが、人妻と王子の不倫の恋になっており、ラストでは彼女は死なず、王子と別れ、旦那と一緒に国に帰ってしまうストーリーになっていました。

 

 スターシステムのハリウッド映画だなあと昔の方がよかったと思いました。リメイクものが前作より良い、というのはなかなかありませんね。



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