中野章三コラム

2.母と観た「シベリア物語」

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2.母と観た「シベリア物語」

 

兄が12歳、私が10歳の頃、「子雀劇団」という児童ばかりの劇団のリーダーとなって芝居のトレーニングに励んでいました。

 

 その頃、兄と一緒に観たのが、ミュージカル映画「踊る結婚式」でした。フレッド・アステアのタップダンス、そのあまりの素晴しさとカッコよさに、10歳の私は興奮でふるえあがりました。

 

 エンドマークが出た後すぐに、もう一回観たいと兄の方をみたら、兄も興奮しており、二人でもう一回観ました。二回目が終わっても、もう一回もう一回と、とうとう6回目の最終回まで観てしまいました。
こんな楽しいタップダンスというものがある、これを絶対やりたいと二人で話し、ステップしながら、家まで帰ったものです。
  二人がこんなに意気投合したことは、今までありませんでした。

 

 さっそく劇団の人に、ぜひタップをやりたい、と頼んで、先生を捜してもらい、レッスンを始めました。 これからは、芝居と踊りの2本立てでいこうと、兄と二人、喜びあった夜は、今でも忘れられません。

 

 フレッド・アステアの「踊る結婚式」この一本の映画との出会いが、二人のタップダンサー誕生のきっかけとなったのです。
 それにアメリカ映画の底抜けに明るい楽しさ、豪華さに魅せられ、すっかりアメリカ映画ファン、いや、ファンというより、映画気違いにさせられました。

 

 



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